不整脈は大きく次の三つに分類されます。
- 洞頻脈、心房粗細胞、発作性上室性頻拍症等の頻拍性（脈拍が早い）
- 洞徐脈、房室ブロック、などの徐脈性（脈が遅い）
- 不整拍を主徴とする期外収縮
具体的な症状として、動悸、息切れ、胸痛、めまいなどを生じます。不整脈の重篤な物では失神したりします。また自覚症状はとくにないのに、検診で不整脈を指摘されて来院される方もよく見ら れますその場合特に多いのが期外収縮と言われる心電図異常です。期外収縮とは一定のリズムより 早く興奮が起こる状態です。
普段より早いタイミングの脈であるため、脈が弱く脈がとんだという 訴えをされる患者さんもおられます。前回の虚血性心疾患の時と同様に心電図所見が大事になります。症状がある状態で心電図が施行できればよいのですが、診察を受けられるときに症状がおさま っているときは、２４時間、心電図を記録するホルター心電図を施行し、不整脈の検出を試みます。
